感染症に負けない身体作り!②
本日は感染症に負けない身体作り第2弾です!
これからますます寒くなってくると流行ってくる様々な感染症に、なってから対処する!ではなく、
ならないような身体作りにお役立ち頂ければと思います。
【今回のお話】は
粘膜を守っている粘液を強化しましょう!
という話。
粘液って強く出来るんです!
その仕組みをお伝え致します。
と、その前に
【前回のおさらい】
前回はインフルエンザ、花粉、コロナなど、どんな病原菌であってもまずは身体に入れないことが大切!
そのためには病原体の侵入経路である粘膜を粘液で守ることが第一条件で、
その粘液はたんぱく質と硫黄を含むムコ多糖類で作られているよ!
というお話でした♪
そんな粘液ですが、実は粘液だけでは、病原体を捕まえて外に排泄出来たとしても、病原体をやっつけることは出来ません。
病原体をやっつけるためには粘液の中で病原体と戦ってくれる抗体を作る必要があります。
粘液の中に存在する抗体が
『IgA抗体』です。
IgA抗体は抗体の中で唯一、身体の外に出て病原体と戦ってくれる抗体です。このIgA抗体をたくさん作れば作るほど、病原体を身体に侵入させずに済むわけです。
いわば手洗い、うがいと同等の効果があります。
免疫を強化するためにはまずこの粘膜免疫!
身体に病原体を入れない仕組みを強化することが大切です。
そのIgA抗体を作る原料がこちらです←
お肉やお魚から摂取されたたんぱく質は胃腸で消化されて最終的にアミノ酸まで分解されます。アミノ酸は20種類あり、身体の中で作ることが出来ない必須アミノ酸と、作ることが出来る非必須アミノ酸があります。
その中のグルタミンというアミノ酸とビタミンAによってIgA抗体は作られます。
グルタミンはストレスにより減ってしまう栄養素ですので日々ストレスを感じる方はより意識してたんぱく質を摂取して頂きたいと思います。
我が家はよくレバーペーストを作ります。子供たちは好きではないですが、スプーン1杯を食事の前に『元気のお薬』と言ってよく食べさせています。1杯だけなら頑張れるようです☺
レバーペーストの材料であるレバーとバターはビタミンAを多く含んでいます。レバーの中でも鶏レバーが一番癖がなく、豚レバーは栄養素を多く含みます。もちろんたんぱく質も含んでいます。
ちなみに
よく妊婦さんはビタミンAは摂ってはいけない。奇形の原因になる!と言われていたことがありましたが、それはお薬などで合成されたビタミンAであって、天然の食材に含まれているビタミンAは体内できちんと管理されるため、問題ありません。むしろ妊娠初期にはビタミンAは摂りたい栄養素の一つです。
グルタミンを多くとるには、やはりたんぱく質源をきちんと摂ること。
肉、魚、豆、卵を3食でしっかり摂るように心がけていきましょう。
IgA抗体を多く作り、まずは侵入させない!!
これが大事です