妊活治療 症例報告①-4
当院では妊活を希望される方の身体のケア、治療を行っております。
鍼灸での妊活治療に興味がある!!という方の参考になるよう、
現在治療中の患者様のご協力を頂き、治療経過をブログにアップさせて頂いております。
過去の治療経過はこちら↓↓
妊活治療 Tさんの場合
6月30日(土) 治療4回目
例年に比べ今年は梅雨明けも早く、今回Tさんが来院するちょうど1日前に
梅雨も明け、暑い陽気になった4回目の治療日。
Tさんは前回に引き続き、お仕事が忙しいようで少しお疲れのようでした。
季節の変わり目ということもあり、少しお身体の状態がどうなっているか心配でした。
治療前、内心ドキドキの中、身体の状態を確認させていただくと…
んっ??悪くない!!
脈や舌には確かに身体の疲れは見られましたし、
デスクワークもあって背部の緊張は強くありましたが
お腹や腰の状態、足のむくみや冷え、それから前回疲れでベコベコだったツボもしっかりされていました!!!!
お話を伺うと、疲れを強く感じた時は朝と晩に2回お灸をするようにしていたとのこと!!
すばらしい\(^o^)/
お灸をするのは手間ではあるのですが、ご自身の状態に合わせて自分で回数を増やすなどして治療してくださっていました☺
そんなTさんの努力もあり、基礎体温もこんな感じに↓↓
約24日の周期で低温相と高温相の山が出来るようになってきました。
治療開始前と比べると ↓↓
全体的に基礎体温も上昇し、2相性の基礎体温表になっています!!
あとは高温相が安定して基礎体温の高い日が維持できてくればよりいいですね。
とまあ、このような状態で、仕事の忙しさや季節の変わり目の疲労を感じさせない身体の状態に
驚きました!!
そして身体が変化してきていることが基礎体温表等から感じておられたTさん。
なんと前回の治療と今回の治療の間にクリニックでの治療も再開されていました(゚Д゚)ノ 笑
結果としては採卵した卵子が育たず、顕微授精までには至りませんでしたが、
〇採卵数が増えた
〇ホルモン値がよかった
と検査結果としてよいこともありました!!
採卵数はクリニックでの治療開始から徐々に少なくなっていき、今年2月の採卵では
2つまでに減少していましたが、
鍼灸治療を開始した3月以降
4月の採卵は4つ、6月の採卵は5つと
徐々に増えています!!年齢(43歳)のことを考えるととてもすごいことだと思います☆
またホルモン値はTさんの場合、FSH(卵胞刺激ホルモン)はいつも基準値を満たし、
数値はいいのですが、
E2(エストラジオール)※1は20pg/mlを下回ることもよくあり、
数値が良くないこともあったのですが今回は51.7pg/mlととても良い数値でした。
※1 卵胞から出ているホルモンで子宮の内膜を厚くし妊娠の準備をするホルモン。
基準値は月経の周期によって違いますが、今回Tさんが検査した卵胞期は
13~70pg/mlが正常です。
検査結果がよかったので、悲観することはないと私自身感じながら今回も施術を行っていきました。
今回も治療内容としては体質である腎虚の治療。
腹部と腰部、下肢に対する鍼灸治療と
子宮に関わるデルマトーム(神経支配)上に鍼通電療法。
それから季節は熱くなっていますが、冷房もこれからよく使うので身体の冷え
循環の悪さを出さないためにもサンビーマー&サンマット※2も取り入れました。
※2 赤外線治療器で人体の波形に合わせることで熱が浸透しやすく、鍼と併用して使える。
様々なクリニック等で妊活治療として取り入れられ、実績を出している治療器。
やはり仕事の忙しさや、プライベートでもこれからご主人の勤務が変わり、早起きをしなければならないこともあり、仕事が落ち着く9月頃までは婦人科クリニックでの治療は休んで、
それまで鍼灸治療に専念されるとのことなので、体質、身体の状態をよく見ながら治療、セルフケアの指導等、行っていきたいと思います。
今回の患者様の感想はこちら↓↓