☆妊婦さんへの鍼灸治療講座 ② ~つわり編~ ☆

昨日とはうって変わって冬の陽気になりました。
みなさん体調管理には気をつけてください☆

さてさて、『勤労感謝の日』だった一昨日、
2回目の『妊婦さんへの鍼灸治療講座』に参加してきました!!

今回のレポートはなかなかひどい出来で…(;´Д`A
内心なんといわれるかドキドキしながら参加したのですが
前もって提出したレポートに先生が細かくご指導やアドバイスを記入してくださっていて
お忙しい先生なのに本当に心温まる添削に
とてもいい勉強会に参加できていると改めて思いました。

今回も先生の活動やご経験を踏まえながらさまざまな内容の講義を聞き、
後半は『つわり』に関しての講義と実技を受けました。

『つわり』

妊婦さんの50~80%の方は経験があると言われている症状です。
まだ妊娠出産を経験していない方でも、現在、又は未来に妊婦さんと
仕事やプライベートで関わるであろう方でも知っていておいて欲しい症状のひとつです。

ひとこと『つわり』といってもその症状はさまざまで
一般的に言われている
☆悪心
☆嘔吐
☆食欲不振
☆唾液分泌
☆口渇

の他にも頭痛、めまい、下痢、便秘、手足のしびれ……

と『つわり』といわれる症状はなんと25項目もあるんです!!!!!!

それだけあれば確かに一つくらいは妊娠中に経験しそうですよね☆

そもそも『つわり』がなぜ起きるのか?

それはホルモンの変化!!

妊娠をしたと同時に女性の身体は
見た目の変化はなくても
身体の中がまったく別人のように変わります。
正確には身体の働きの調節をしているホルモンの分泌が変わります。

『つわり』の諸症状はその変化した働きの副作用のようなもの。

けして異常ではありません。

ただ、悪心や嘔吐は本当に辛いものです。

よく『妊娠は病気ではない』という言葉を耳にしますが、
その言葉が妊婦さんの諸症状に対して否定する言葉ではなく、
妊婦さんを励ます言葉であることを願います。

さてさて、そんな『つわり』ですが、
つわりの症状もひどくなると

『(重症)妊娠悪阻』

という診断がつきます。

こう診断された方は正常から逸脱してしまった状態です。
ですので、ただのつわりだから我慢しなきゃ(>_<)
ではなく、直ちに受診してください。

『(重症)妊娠悪阻』
と診断される症状としては
☆一日中続く頻回の嘔吐
☆食事摂取困難
☆5%以上の体重減少
☆脱水、飢餓状態
☆尿中ケトン体陽性

などがあります。こうなった場合はただちに治療が必要になります。

飢餓状態って大げさな……

と思われる方もいらっしゃると思います。

実は実は

私もその『(重症)妊娠悪阻』と診断された一人です。
(重症)妊娠悪阻の妊婦さんは全妊婦さんの約1%。

食事、水分は一切受け付けないし、それでも食べなきゃ!!と
頑張ると「おえーーーーーーーー」(>_<)
というか、食べなくても「おえーーーーーーー」
一日この繰り返し。立てなくてソファーにずっと横になってました。
体重は2週間で-5kg。

こうなると入院して輸液療法の必要が出てきますので、
我慢せず受診してください。

また『つわり』の症状の中に、『下腹部痛』
の症状も含まれています。

下腹部痛がある場合は、ママにもともと何かの疾患がある場合(卵巣嚢腫や子宮筋腫など)や
流産、早産、子宮外妊娠等の場合がありますので、持続する下腹部痛がある方も
産婦人科の受診をお勧めします。

『つわり』もそれぞれ様々な症状があります。

『つわり』の症状が現れるのは妊娠4週~16週の間と言われています。
大体の方はこの時期で落ち着きます。

妊娠期間中ずっとつわりがあるわけではないので安心してください。

(まれに産むまで症状がある方もいますが……)

 

ここまで長々と話してきた『つわり』ですが、
鍼灸治療の際、つわりの悪心、嘔吐、食欲不振などの胃腸障害でよく使われる
『ツボ』があります。
それは

【内関】というツボです。

内関は乗り物酔いなどでも使われるツボです。
場所は手のひら側を自分に向け、手首のシワの中央から指3本分下にとります。

ここの部分を指で指圧します。
左右の内関に1日4回ずつくらい、継続して続けていくと次第につわりが
治まることがあります。

是非試してみてください。

 少しでも、皆様のマタニティーライフが素晴らしいものになりますように…☆

 

ご一読ありがとうございました。DSC_0679DSC_0680

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